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さまざまな道20060701 [教会日誌]

最近来始めたJさんから「聖霊が降りてくるための讃美歌を歌いたい」という提案がありました。わたしたちは、聖霊については、幽霊のようなものが憑依したりする現象としては経験してきませんでした。むしろ、人生全体を道として神がゆるやかに柔軟に導いてくれる、その働きを聖霊と考えてきました。そのようなわたしたちにとってJさんの提案にはためらいがありましたが、とりあえず、一度やってみることにしました。JさんはCDの音楽にあわせて、両手を上げて、聖霊に呼びかける祈りを始めました。もしかしたら、Jさんの仲間の誰かが、不思議な言葉を語るなどのエクスタシー状態に入るのかなとも思いましたが、今回はそれは起こりませんでした。ただ、手をあげて音楽や祈りにあわせて体を揺らしていただけです。礼拝後、以前からのメンバーとお茶を飲みつつ話しました。Cさんは、「感情の高揚や忘我的現象と信仰は区別しなければならない。自分には感情の高揚現象に依存する礼拝はあわない」と言いました。けれども、「Jさんがそのような背景を持っていることは尊重する。否定はしない。しかし、わたしはわたしの信仰のあり方を維持する」と付け加えました。Cさんの言葉の中に、ペルーにおいて、日系と日系以外の両方の背景をもって生まれ育ち、そして、今、日本で生活する中で培われてきた、ゆたかでひろい精神を見ました。Hさんは言いました。「わたしは『主は道を創られる』という讃美歌が大好きだ。そして、この『道』は複数形だ」。


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